それぞれの資格ごとの試験科目とその内容を別表(付録2 資格別の試験科目と内容)にまとめました。(無線従事者規則第5条)
なお、当然のことですが、各試験科目の試験の出題については、「電波法施行令第3条に定める当該無線従事者の資格を有する者の行い、又はその監督を行うことができる無線設備の範囲を考慮して行うものとする」とされています。(無線従事者規則第5条2項)
●問題の形式
① 三海特を除く各資格の試験(電気通信術を除く)は多肢選択式
② 三海特は正誤式
●多肢選択式の方法
多肢選択式には、次に掲げる内容のものがあります。これらを組み合わせたものが、設問として出題されます。
① 択一式:問題とともに、複数の解答を選択肢として示しておき、その中から正解の1肢を選ばせるもの
② 補完式:問題の文、または句に空欄を設けるとともに、空欄の数を上回る語句を示しておき、その中から各空欄にそれぞれ当てはまる語句を1肢ずつ選ばせるもの
③ 正誤式:問題として複数の文、または句を示しておき、それぞれの正誤を問うもの
●解答方法
 試験問題の出題方法を多肢選択式としていることから、解答はマークシート方式になっています。これは、試験問題の答として複数の選択肢が掲げられ、その中から正答と思われるもの一つを選び、マークシートの該当する選択肢の番号を塗りつぶす方法です。一問につき正答は一つとなっていて、二つ以上を選択し、マークした場合、どちらかに正答が含まれていても得点できませんので、注意が必要です。
 なお、電気通信術については、第5章「5-3 電気通信術」のところを参考にしてください。