第4章 受験手続きと書類を机上に

  さて、いよいよ試験日や受付期間が発表されますと、その受験手続きをしなければなりません。

どのようなことでも手続きというのは面倒なものですが、この国家試験の場合は、本格的な受験態勢に入る気構えの第一歩として重要な意味があります。

4-1 試験の申請

  国家試験を受けようとする人は、(公財)日本無線協会(以下「協会」といいます。)の定める様式による試験申請書を提出しなければなりません。(無線従事者規則第10条2項)

  この場合の提出先は、必ず自分が希望する受験地(事前に発表されます。)を担当する協会の事務所でなければなりません。これを間違えますと受験地の変更は原則として認められていないので、二重の手続きが必要となります。

  協会の担当する事務所は、総合通信局等の管轄地域と所在地一覧の協会所在地一覧に示してあります。

  例えば、発表された受験地の中に「石川県金沢市」があり、そこで試験を受けたい場合は、受験者がどこに住んでいようと、(公財)日本無線協会・北陸支部に申請書を提出しなければなりません。

  夏休みや春休みの帰省、あるいは出張の日程などを十分考慮に入れて受験地を選んでおく必要があります。 なお、インターネットによる試験の申請も可能です。詳しくは(公財)日本無線協会のホームページ(http://www.nichimu.or.jp/)内、「電子申請をされる方へ」をご覧ください。

4-2 提出する書類と申請上の注意

1 提出書類

  受験書類に必要な書類は、次のとおりです。

  ※1 ※2 ※3  初めて免除を受ける場合は郵送のみ(インターネット申請不可)。また卒業見込者については認定学校等の卒業者に対する免除を参照してください。

  「試験申請書」は、資格ごとに次の4種類に分かれていますので注意してください。

  ① 一総通~三総通、一海通~三海通、一陸技、二陸技用

  ② 航空通、四海通用

  ③ 特殊無線技士用

  ③ 一アマ~四アマ用

  さらに、業務経歴者や認定校の卒業者などの場合は、上表に掲げた各種の「証明書」を添付することによって、第3章“受験に特典を活用する”で述べた試験の免除申請ができますので、忘れずに免許人や学校からこれらの書類を発行してもらってください。

2 書類に忘れてはならないもの

●試験手数料

  試験申請には手数料が必要です。試験手数料の納付方法は、協会の定める振込用紙を使用してゆうちょ銀行または郵便局で払い込み、その振替払込受付証明書(お客さま用)を申請書の所定欄に全面のり付けして貼りつけます。なお、申請書を直接協会の窓口に持参し、申請する場合は、現金で納付できます。ただし、収入印紙での納付はできませんので注意してください。

  試験手数料は、受験資格によって下表のように金額が違います。(電波法関係手数料令第13条)

  なお、試験手数料には受験票等送付用郵送料を含みます。

資格

一総通

二総通

三総通

一海通

二海通

三海通

四海通

航空通

一陸技

二陸技

手数料

21,263円

18,863円

13,663円

17,463円

15,363円

9,663円

7,463円

9,363円

16,563円

13,763円

資格

一海特

一陸特

航空特

国内電信

その他の特技

一アマ(4月期)

一アマ(9,12月期)

二アマ(4月期)

二アマ(9,12月期)

三アマ(4月期)

三アマ(9,12月期)

四アマ(4月期)

四アマ(9,12月期)

手数料

7,563円

6,363円

6,463円

5,563円

5,663円

8,963円

9,663円

7,463円

7,863円

5,263円

5,463円

5,013円

5,163円

3 受験時に添付する書類

●写 真

  受験申請者には、協会から受験票・受験整理票が送付されます。これに写真を貼って受験の際提出することになりますので、このための写真を手元に用意しておいてください。

  写真の規格は無帽、正面、無背景、上三分身、白枠のない試験日前6か月以内に撮影したもので、写真サイズは縦30mm、横24mmです(全資格共通)。

  なお、写真の裏面に氏名、生年月日を記載しておきます。

4-3 申請書の書き方

  申請書の書き方は、申請書の裏面に詳しく説明してありますから、それを注意して読んで記入します。ここでは、特に注意が必要な事項をまとめました。

  • 申請書はコンピュータで処理されますので、太線の枠内に間違いのないように注意して記入すること。
  • 申請書の記入は、すべて青か黒のインク(またはボールペン)を用いて、ていねいに書くこと。
  • 「受験する資格」は、一総通を受けるのであれば、正確に“第一級総合無線通信士”と記入し、“一総通”などのように略称で記入しないこと。
  • 「申請年月日」は、申請書を持参提出する日か、郵送する日を記入すること。
  • 「住所、氏名、生年月日」は、言うまでもないことですが、正確さが第一ですから、書き慣れているにしても略字は使わないように注意すること。さらに、連絡先電話番号も漏さずに記入のこと(急を要する連絡があるとき好都合です)。
  • 「免除を希望する試験に関する事項」は、試験科目を免除されている人が記入するところで、それらに合格した試験を実施した年月とそのときの受験番号を記入すること。これを記入していないと、免除は受けられません。
  • 「現に有する資格」は、現在持っている無線従事者、電気通信主任技術者または工事担任者の資格(ほかの免許や職務の資格ではありません)と免許証(資格者証)の番号、免許の年月日を、免許証でよく見て正確に記入すること。

4-4 申請書の受付期間

  申請書の受付期間はあらかじめ発表されますが(無線従事者国家試験日程参照)、通常、試験の2か月前の1日から20日までとなっています。その期間中に提出先である(公財)日本無線協会あてに、直接持参するか郵送するかしてください。

  持参する場合の受付時間は、受付期間中の月曜日から金曜日(祝日を除く)までの午前9時から午後5時までです。郵送の場合は、受付期間内の消印があるものに限って受け付けられます。

  申請書に不備なところがありますと、受付できないので返送されますが、それを訂正したり、書き替えたりして再提出した場合でも、受付期間中に届かないと受け付けてもらえませんので、できる限り早目に提出することが望ましいです。

  つまり、提出書類は早くから準備しておき、受付開始後すぐに提出することが肝要です。

4-5 試験の通知

  申請書が無事に受け付けられますと、通常、試験の日の前月下旬頃に受験票が送られてきます。(無線従事者規則第11条)

  受験票には、具体的な試験場の名称、所在地、試験日時、受験心得などが記載されていますので、よく読んでおいてください。万一、試験の行われる月の前月末までに受験票が手元に届かない場合は、申請書を提出した協会の事務所に問い合わせてください。((公財)日本無線協会所在地一覧